iSCSI サポート

以下の一般的な iSCSI サポートの考慮事項に注意してください。

一般的な iSCSI パラメーターは、オペレーティング・システムに関係なく適用可能です。

  • システムは以下をサポートします。
    • 標準 iSCSI ポート (3260)
    • さまざまな iSCSI ホストからのシステム iSCSI ターゲット当たり最大 1024 セッション。iSCSI ホストからの入出力グループ当たり最大 2048 件のセッション (1 つの iSCSI ホストから各システム iSCSI ターゲットへの最大 4 つのセッション)。
    • iSCSI ホストからの複数セッション (1 つの iSCSI ホストから各システム iSCSI ターゲットへの最大 4 つのセッション)。
    • 片方向 CHAP 認証。認証ユーザー名を最大 31 文字の ASCII 文字で指定するか、イニシエーターの IQN をユーザー名として使用することができます。
    • ブランクのユーザー名フィールドを受け入れるイニシエーターによる BI-CHAP 認証。
  • iSCSI は、iSCSI 修飾名 (IQN) (223 バイト) または拡張固有 ID (EUI) (64 ビット) 名のどちらかを使用します。
    注: 入出力グループ内で IP テークオーバー機能が有効になっていることを確認してください。その場合、iSCSI ターゲットとして機能しているノードに障害が起きると、パートナー・ノードが障害ノードの IP アドレスを引き継ぐことにより、操作が続行されます。テークオーバーのとき、iSCSI イニシエーターは障害ノードからログアウトします。新しいセッションまたはログインは、障害ノードの IP アドレスを使用するパートナー (稼働中) ノードを使用して再確立されます。
  • 各 iSCSI ターゲットは、IPv4 をサポートします。
  • 多数のイーサネット・インターフェースを持つ Linux などのホスト・オペレーティング・システムは、アドレス解決プロトコル (ARP) 変動の問題の影響を受けます。この問題は、同一または別個のサブネット上のインターフェースから同一または別個のサブネット上のインターフェースに対する ARP 要求にホストが応答するときに起こる可能性があります。大半の場合、この動作は問題ではありません。ただし、場合によっては、ARP 変動により、IPv4 アドレスと MAC アドレスの間のマッピングが不正確であるためにアプリケーションの予期しない動作が発生します。
    Linux で ARP 変動を避けるには、ホストで以下の設定を使用します。
    echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/conf/all/arp_filter OR

    この動作を持続させるには、/etc/sysctl.confnet.ipv4.conf.all.arp_filter=1 項目を追加します。

    VMware ESX などの他のオペレーティング・システムを使用する場合は、それらのホストでも ARP 変動を避けるために設定を確認してください。

  • クラスター化システムのイーサネット・ポートに関連したすべての IP アドレス (サービスと構成) は、同じサブネット上になければなりません。ただし、iSCSI トラフィックに使用されるノードのイーサネット・ポートに関連した IP アドレスは、別々のサブネットに属するように構成することができます。
  • システムは、ホスト・ポート・グループ ID をターゲット・ポートに割り当てます。ホスト・ポート・グループ ID は、iSCSI のディスカバリーおよびログインにおいて重要な役割を果たします。
    • ホスト・ポート・グループ ID は、整数で指定されるポートが自動的にグループ化されたものです。ホスト・ポート・グループ ID は、入出力グループ間で固有です。
    • cfgportip -host/host_6 yes コマンドを使用する場合、ホスト・ポート・グループ ID のみが割り当てられます。
    • 各ホスト・ポート・グループ ID には、最大 4 つのポートが含まれます。1 つのホスト・ポート・グループ ID 内のポートの速度はすべて同じです。
    • フェイルオーバー・ポートには同一のホスト・ポート・グループ ID が割り当てられます。
  • 特定のホスト・ポート・グループ ID を指定した iSCSI ホストからシステムのターゲット IP アドレスへのディスカバリーでは、そのホスト・ポート・グループ ID に属するすべての iSCSI ポートが返されます。

    ホストが既にログインしているターゲット IP アドレスとは別のホスト・ポート・グループ ID を指定して、ターゲット IP アドレスへのディスカバリーを実行すると、ディスカバリーの一部として IP は返されません。例えば、ホストが、ホスト・ポート・グループ ID 1 に属しているポート上の一連のターゲット IP にログインしている場合、ホスト・ポート・グループ ID 2 に属しているターゲット IP アドレスへのディスカバーでは、IP アドレスは返されません。

  • IQN は、単一のホスト・ポート・グループ ID に属するシステム・ノードとのセッションを確立することが許可されています。そのため、ホストとターゲット・ポート速度およびネットワーク・トポロジーのマッチングに基づいて、セッションを確立する相手のホスト・ポート・グループ ID を選択することが重要です。